島根ワイナリー 甲州 縁結 の古いヴィンテージと新しいヴィンテージを比べてみました
島根ワイナリー 甲州 縁結 2020 と 島根ワイナリー 甲州 縁結 2016 を比較試飲しました。
島根ワイナリー 甲州 縁結 2020
地域:日本 島根県
品種:甲州 100%
ワインのタイプ:白ワイン
生産者:島根ワイナリー
アルコール度数:13%
外観:黄色がかったクリアな色調
香り:少しの吟醸香と青リンゴのニュアンス
味わい:フルーティでいて、ふくよかな酸味が広がる
島根ワイナリー 甲州 縁結 2016
地域:日本 島根県
品種:甲州 100%
ワインのタイプ:白ワイン
生産者:島根ワイナリー
アルコール度数:12.5%
外観:緑がかったクリアな黄色
香り:甲州 縁結 2016 に比べて、香りの華やかさが薄れてきている
味わい:ふくよかなフルーティさが単調になってきている
ワインには、5大シャトーのように長期熟成することをある程度の前提につくられているものと、
蔵元である程度保管され、飲み頃にリリースされるものがあります。
甲州 縁結 2016は、瓶内熟成が進むことにより熟成感が増すのではなく、
ピークアウトしたかのように香りが薄まり、単調な味わいになってしまいました。
瓶内熟成したワインの熟成香は、非常に複雑でエレガントなのですが、
またその熟成香も品種やテロワールにより左右され、
今回のようにリリースされたばかりのフレッシュな方がおいしく感じるのだなと実感しました。
比較試飲させていただいた宍道湖ワインさんで裏のラベルも見せていただいたのですが、
単一品種のブランドでも、製造年によってアルコール度数や内容量がことなり、
その年その年に収穫したブドウをどうワインにしていくかという、
ワインメーカーさんの創意工夫を見て取ることができました。
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