イタリア ピエモンテ州の赤ワインと白ワインの土着品種
- 2022.01.27
- ワインスクール
- comparative tasting, red wine, white wine, イタリアワイン, コルテーゼ, ネッビオーロ, ピエモンテ, ランゲ, ワインスクール, 比較試飲, 飲み比べ
先日はTARUYAさんによるオンラインワインスクールで、
ガーヴィ デル コムーネ ディ ガーヴィ と ヴィエッティ ランゲ ネビオーロ 2018 を比較試飲しました。
ガーヴィ デル コムーネ ディ ガーヴィ
地域:イタリア ピエモンテ
生産者:ヴィッラ スパリーナ
品種: コルテーゼ 100%
外観:ものすごくクリアで、グリーン味を帯びた黄色
香り:青リンゴのニュアンス、カモミール、少しのぺトロール香
味わい:酸味がやや強く、ミネラリーでボディのバランスが良い
アフターに蜂蜜のふくよかさが続く
ヴィエッティ ランゲ ネビオーロ 2018
地域:イタリア ピエモンテ
生産者:ヴィエッティ
品種: ネッビオーロ 100%
外観:淡いガーネット
香り:ラズベリー、ブラックベリーの香り、鉄分、火薬のニュアンス
味わい:グリップのあるタンニン、複雑味とエレガントなアフター
TARUYAさんによる2022年前期のワインスクールが始まりました。
コロナが蔓延しているため、オンラインでの開催ですが、
いつものメンバーとワインについて話をするときは安心しますし、
自分一人だとテイスティングのボキャブラリーが偏ってくるので、
いろいろなワインの見方ができて勉強になります。
2022年前期のワインスクールでは、イタリアの土着品種にフォーカスしてワインの勉強をしていきます。
ガーヴィ デル コムーネ ディ ガーヴィは、コルテーゼというイタリアの土着品種で、
さわやかでありながらアフターには蜂蜜のようなふくよかさが広がります。
魚介類のパスタとマッチしそうです。
ヤング バローロともいわれるランゲは24カ月も樽熟成したのちのに出荷され、
色合いは淡くも、優雅でしっかり奥行きがある味わいとなっています。
この優美さがさらに樽熟成されていくとどうなるかも気になるところです。
この二つのワインの産地であるピエモンテ州では、
ゴルゴンゾーラというチーズが生産されており、
青かび系のチーズとして有名です。
単品や並大抵のワインでは、その独特のにおいに太刀打ちできずペアリングしませんが、
ソーテルヌなどの甘口ワインと合わせることで、
とても豊潤な味わいに変化し、独特なにおいも気にならなくなります。
産地が同じということで、ランゲともペアリングしたところ、
そのタンニンがゴルゴンゾーラの香りを包み込み、ほどよくマッチしました。
-
前の記事
ノン・ヴィンテージだけど限りなくヴィンテージに近いジャクソンのシャンパン 2022.01.13
-
次の記事
ミュスカデの熟成したものと若いヴィンテージのものを比較試飲しました。 2022.02.17