イタリア ヴェネト州の土着品種を味わいました

イタリア ヴェネト州の土着品種を味わいました

TARUYAさんによるオンラインワインスクールで、

ソアヴェ クラシコ 2020 と ヴァルポリチェラ リパッソ 2018  とカナヤ ロッソ 2014 を比較試飲しました。

2022年前半のワインスクールは、イタリアの土着品種にフォーカスされており、

普段、自分からは手に取ることに勇気がいるようなワインも味わうことができました。

昨今のようにみんなで集まって飲むことが難しくなると、

普段の自分になじみのない品種や地域のワインをボトルで買うことは、

そのワインが自分に合わなかったことを考えるとかなりの冒険になるため、

量り売りでそのワインを試飲できるのはありがたい限りです。

 

ソアヴェ クラシコ 2020

地域:イタリア ヴェネト

品種:ガルガーネガ100%

ワインのタイプ:白ワイン

生産者:モンテ・デル・フラ

アルコール度数:12.5%

熟成:ソフトプレスとステンレスタンク

外観:クリアなイエロー

香り:マンゴー、青々としたフレッシュ感、ソーヴィニヨン・ブランに近い

味わい:フレッシュな酸味が広がる。

 

ガルガーネガは、ギリシャ原産の品種で、ニュートラルな味わいでした。

冷やした最初はみずみずしくもドライでピリッとした感じながら、

グラスの温度が上がるとアプリコットのようなアロマティックな香りが広がります。

魚介のリゾットや魚料理にマッチします。

 

 

ヴァルポリチェラ リパッソ 2018

地域:イタリア ヴェネト

品種:コルヴィーナ・ヴェロネーゼ(コルヴィーノ)80%、ロンディネッラ20%

ワインのタイプ:赤ワイン

生産者:モンテ・デル・フラ

アルコール度数:13.5%

熟成:大樽で18ヵ月

外観:濃厚なガーネット

香り:カカオ、チョコ、プルーン、ラズベリーのニュアンス

味わい:黒系果実、シナモン、リコリス、タバコ、スモーキーな香り、ボリュームのあるタンニン

 

リパッソとは、ヴァルポリチェラのワインとアマローネの搾りかすをブレンドし、

15日から20日間寝かされて生産されるワインであるため、

フレッシュなワインとアマローネの濃縮感の良いところを合わせた感じになります。

ローストしたお肉やシチュー、質感が硬めのチーズと相性が良いです。

 

カナヤ ロッソ 2014

地域:イタリア ヴェネト IGT ヴェローナ

品種:コルヴィーナ・ヴェロネーゼ(コルヴィーノ)

ワインのタイプ:赤ワイン

生産者:ヴィッラ・アンナベルタ

アルコール度数:14%

熟成:陰干しブドウをオーク樽で12ヵ月

外観:濃厚なガーネット

香り:濃密な土、腐葉土のニュアンス

味わい:ボリューミーなタンニンにシナモン、タバコなどのスパイシーさが広がります。

ブドウを陰干ししてから熟成させるため、

濃縮感と厚みがあるタンニンがあります。

砂肝のから揚げなど、肉厚な料理とマッチします。