土着品種のテイスティングは、自分の知っている品種との共通点を探すことから始めましょう
TARUYAさんによるオンラインワインスクールで、
ラグレイン 2019 と シクヌス ピガート 2019 を比較試飲しました。
2022年前半のワインスクールは、イタリアの土着品種にフォーカスされており、
普段、自分からは手に取ることに勇気がいるようなワインも味わうことができました。
昨今のようにみんなで集まって飲むことが難しくなると、
普段の自分になじみのない品種や地域のワインをボトルで買うことは、
そのワインが自分に合わなかったことを考えるとかなりの冒険になるため、
量り売りでそのワインを試飲できるのはありがたい限りです。
今回、すべてのワインが初めて飲む品種であったため、
いままで飲んできた国際品種(シャルドネ、ソーヴィニヨン・ブラン等)、
自分の中の知っている品種との共通点を探しながらのテイスティングとなりました。
それでも的確なコメントをすることは難しく、ワインの種類の幅の広さを改めて感じました。
ラグレイン 2019
地域:イタリア トレンティーノ
品種:ラグライン 100%
ワインのタイプ:赤ワイン
生産者:ケットマイヤー
アルコール度数:12.5%
熟成:ステンレスタンクと大樽で5-6か月間
外観:紫がかったガーネット
香り:モカ・ブルーベリージャムのニュアンス、パウダリー、バルサコミの香り
味わい:若々しい濃縮されたタンニンがあり、アタックが強くボリューミー。
淡い色合いに反してアタックが強く、濃縮感があるため、
ジビエなどの野性味のある肉、特に鳥類(カモ、ハト)等とマッチしそうです。
シクヌス ピガート 2019
地域:イタリア リグーリア
品種:ピガート 100%
ワインのタイプ:白ワイン
生産者:ポッジョ・デイ・グルレリ
アルコール度数:12.5%
熟成:ステンレスタンク
外観:クリアなレモンイエロー
香り:ライチ・洋ナシ、パッションフルーツのニュアンス、白い花
味わい:甘やかなフレーバーで、ドライで穏やかな酸味が広がり、アフターがゆるやかに続く
オリーブオイルを使った白身魚のボイル焼きにマッチしそうです。
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