モエ・エ・シャンドン のファーストラベルとセカンドラベルを比較試飲しました。

モエ・エ・シャンドン のファーストラベルとセカンドラベルを比較試飲しました。

世界で最も飲まれているシャンパーニュ モエ・エ・シャンドン モエ アンペリアルと、

その作り手であるモエ・エ・シャンドンがシャンパーニュと同じ伝統的製法でオーストラリアにて作っているシャンドン を比較試飲しました。

 

モエ・エ・シャンドン モエ アンペリアル

地域:フランス シャンパーニュ

品種:シャルドネ ピノ・ノワール

生産者:モエ・エ・シャンドン

アルコール度数:12%

外観:輝きのあるレモンゴールド

香り:シトラス、ブリオッシュ香

味わい:下に絡みつくような繊細な泡 シトラスの爽快感と熟成によるコクがアフターまで続きます

 

シャンドン ブリュット

地域:オーストラリア ビクトリア州 ヤラ・ヴァレー

品種:シャルドネ ピノ・ノワール

生産者:モエ・エ・シャンドン

アルコール度数:12%

外観:輝きのあるレモンゴールド

香り:レモン、シトラス、ブリオッシュ香

味わい:勢いのある泡とともにシトラスの爽やかな風味が広がるとともに、レモンのような酸味が広がります

 

外観に違いはほとんどなかったのですが、

同じ伝統的製法でも泡の微細さは全く違うものでした。

モエ・エ・シャンドン モエ アンペリアルは、微細な泡が勢いよく出ているのに比べ、

シャンドン ブリュットはやや大ぶりの泡となっていました。

この泡の微細さ、繊細さが、自分はシャンパーニュの最も大きな特徴の一つだと思っています。

味わいもどちらもブリオッシュ香、シトラスを主体とした感じは似ているのですが、

モエ・エ・シャンドン モエ アンペリアルの方が、よりコクがは深く、広がる感覚です。

 

同じ作り手がつくったものだけに、産地は違うけれども、

モエ・エ・シャンドンのファーストラベルとセカンドラベルを比較試飲したような感覚となりました。

セカンドラベルとは、下記のようなの規定で生産されています。
・ファーストラベルよりも樹齢の若いブドウから造られたワイン
・醸造初期の熟成段階で選別されたワイン
・ファーストラベルとは区別された特定の区画のワイン

 

セカンドラベルは、そのワイナリーの製造スタイルや味わいをお手頃に知ることができるのがありがたく、

普段は手の届かないボルドーの5大シャトーでは、セカンドどころかサードラベルまであります。

このモエ・エ・シャンドン モエ アンペリアルは、

ハーフボトルでもシャンドン ブリュットよりやや高いのですが、

シャンドン ブリュットの手ごろさで、モエ・エ・シャンドン モエ アンペリアルの味わいを知れるのはうれしいことだと思います。

またこれから続く暑い日々のことを考えれば、襟を正して飲むシャンパンよりも、

気軽にゴクゴク飲んで爽快感を感じられるシャンドン ブリュットは夏にこそ飲みたいスパークリングですね。