南イタリアの赤白ワインの土着品種を比較試飲しました。
TARUYAさんによるオンラインワインスクールで、
グラヴィーナ 2019 と カンノナウ ディ サルデーニャ 2019 を比較試飲しました。
イタリアの土着品種をテーマとした講義も今回が最終回で、
南イタリアの赤白ワインの土着品種を比較試飲しました。
グラヴィーナ
地域:イタリア プーリア州
品種:グレコ 60%、 マルヴァージ・ビアンカ 40%、
ごく少量のフィアーノ、ビアンコ・ディ・アレッサーノ
ワインのタイプ:白ワイン
生産者:ポトロマーニョ
ヴィンテージ: 2019
アルコール度数:12.5%
熟成:ステンレスタンク
外観:緑がかった透明なイエロー
香り:ミント、ハーブのニュアンス、アプリコット、マンダリン、ジャスミン、
味わい:ミネラル感のある若々しい酸味、ピリッとしたハーブのニュアンスが広がる。
グレコとはイタリア語でギリシャを指す、ギリシャが由来ともいわれる品種です。
イタリア南部で特に重要視されている品種で、
桃やアプリコットなどの香りに、心地よい酸味と豊かな果実味を感じられる味わいです。
熟成したワインにはハチミツやナッツ、ハーブの香りもあらわれることがあります。
イサキやタイ等の魚介類のサラダやカルパッチョにマッチしそうです。
カンノナウ ディ サルデーニャ 2019
地域:イタリア サルデーニャ州
品種:カンノナウ 100%
ワインのタイプ:赤ワイン
生産者:パーラ
ヴィンテージ: 2019
アルコール度数:13%
熟成:1部はセメントタンク、1部はステンレスタンクで6カ月間
外観:オレンジがかったルビーレッド
香り:赤系果実、乾燥したレーズン、モカ、クミン、海苔のようなミネラル感
味わい:ベリー系の香りが優しく広がり、アタックからアフターまで柔和なタンニンがソフトに続く。
カンノナウはグルナッシュ、ガルナッチャと同じ品種とされています。
サルデーニャでは、酸が控えめ、アルコール度数が高めで、
タンニンが豊宮で、ややスパイシーなワインとなっています。
スパイスを使った料理とのペアリングに向いていて、
ソーセージ・サラミ類、スパイシーなお料理にマッチします。
また白肉、脂身の多すぎない赤肉や中熟チーズとも良く合いそうです。
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